裁判所に行ってみた
まずは、入り口受付においてある、本日の公判予定表をチェックします。
民事、刑事、刑事(簡易)と別々の紙挟みに挟まっています。
それぞれが2セットしかないから閲覧する人がたくさんいると順番待ちです。
夏休みの大学生のグループがたくさんいて、なかなか順番が回ってこない...。
まっ、我々もその1グループではあるんで素直に順番を待ちます。
刑事裁判の予定表をチェックします。
ぺらぺらとめくっていくと、「覚醒剤」の文字が多いこと多いこと。
全体の1/4-1/3は覚醒剤事件だったんじゃないかしら...。
予定表には公判内容と「新規」「審理」「判決」の区分が書いてあります。
時間をみたらちょうど始まる裁判員裁判があったので、急いで法廷へ
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法廷はテレビで観るのと同じ
正面上段に 裁判官・裁判員席 裁判員のうしろに補充員の席
正面手前に証人席
右に検察席 左に被告人と弁護人席
木の柵を隔てて傍聴人席
「満席の場合入場できません。」
「立ち見はできません」
傍聴席のドアにでかでかと書いてありましたが、ワタシらの傍聴した裁判はいずれも傍聴席の1/3も入っていませんでした。
傍聴人席は、席の間隔にかなり余裕があります。
普通の劇場、映画館なら倍の席を設定するんじゃないかなってぐらいです。
検察、弁護人の待つ法廷内に被告人が入ってきます。
手錠腰縄で....
実際にこの姿を見るのはけっこう衝撃的でした。
手錠を外されて弁護、検察が席に着くと裁判官、裁判員が入廷
木槌で『カンカン』ってなことはなく、フツーに事務官が「起立」と声をかけて裁判が始まります。
裁判員裁判は、他の裁判よりもわかりやすいです。
基本的には、すべて質問と答で裁判が進んでいきます。
他の裁判では、「検察官によるイ1号文書に付いての修正を認めますか?」「同意します。」などと、書面が介在していて、傍聴席ではなにがなんだかってシーンがちらほらと出てきます。
裁判員裁判は、わかりやすいって言いましたが、なんの審理なのかはちゃんと予定表で確認してから傍聴席に着いた方がいいです。
予定表から「裁判員裁判」ってみつけて急いで飛び込んだから、最初はなんの裁判だかわからずしばらく聞いてて、ああ放火の裁判だったんだって。
そう、裁判は数日にわたって行われていますが、傍聴席には前回のあらすじ説明なんてのはありませんから...(^^ゞ
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裁判員裁判は終日予定で行われていますが、他の裁判は同じ法廷で次から次に開かれていきます。
通常1時間ほど、判決は10分間ほどで予定表に書かれています。
時間が押してくると、裁判官も検察官も弁護人もえらく早口になってくる。
はしょってしゃべる訳にはいかないのでしょう
事務定型的な文言を早口でまくし立てるとそれこそ何言ってるのかワタシにはさっぱりわからん(@_@)
で、閉廷と同時に次の裁判担当の弁護士が傍聴人席から柵の戸を押し開けて弁護人席へ
被告人が退廷していこうとする扉からは、次の被告人が入ってくる...。
インターバル1分ほどで先ほど退廷した裁判官が再び入廷 起立 開廷
すげー慌ただしいです。
2時間あまりで3法廷を忙しく行ったり来たりで傍聴してきました。
裁判員裁判は1時間ほどで休憩を挟みます。
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「判決を申し渡します。主文...」
ドラマとおなじ台詞で判決の申し渡しは始まります。
証人席で起立して判決を聞いている被告人の背中が小刻みに震えています。
ドラマよりも現実の方が遙かにシリアスです。
通訳の女性が判決文を訳します。
「つ♂」曰く
「言葉がわからないで裁判なんてどうなっちゃうのかわからなくて怖かったんだね」
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コメント
私は被告人席座った事が有りますよ!
テナントの不動産トラブルに巻き込まれていきなり被告人です!(笑)
大家さんの問題なので私は何も悪くありませんが・・・
投稿: Joe | 2011年8月 5日 (金) 12:22
Joeさん
わっ当事者
刑事じゃなくて民事だと自分じゃ知らんところでってのもあるんでしょうね。
今度は、当事者じゃなく傍観者でどうぞww
投稿: ふぉあぁ | 2011年8月 6日 (土) 11:29