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2010年2月 8日 (月)

運動適正テスト

今回は、ミニバスチームでのお話

うちのミニバスチームでは、2年前から運動能力テストを実施しています。
日本体育協会で紹介されている「運動適正テスト」というテストです。

運動適正テスト
http://www.japan-sports.or.jp/test/tekisei.html

測定するのは5種目
屋内、屋外どっちでも可能な種目です。(屋内の方がやりやすい)

1. 立幅とび 2.上体起こし 3.腕立伏臥腕屈伸 4.時間往復走 5.5分間走

各種目のやり方は、日体協のページを参照していただけばわかると思います。

ここでは、何回か実施してわかった運営上のコツみたいなものを紹介したいと思います。

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小学生1年生~6年生40名ぐらいの参加で、トータル2時間ほど 
お手伝いの大人 5-6人ぐらいが最低 10名いると実施時間が1時間半ほどに縮まります。

4チームに分ける。
1.2.3.4.の種目は同時に進行できますので、ローテーションします。
補助の大人は、各種目につきます。分担すれば注意事項も簡単に覚えられます(笑

1.立幅とび
大人2名一組でメジャーします。
転んだり、後ろにさがったりとやり直しが出ますので、意外と時間が掛かります。
メジャーが多ければ早く終わります。

2.上体起こし
押さえてあげる補助の子どもの押さえ方に注意してあげてください。
4種目の中で一番早く終わります。

3.腕立伏臥腕屈伸
女子の実施方法がちょっと難しいです。
よく読まないと、全然できなかったり、すごい簡単になっちゃたりします。

4.時間往復走
低学年の子のカウントは大人が数えないと難しいようです。
いっぺんに測定ができる数が限られるので時間が掛かります。

5.5分間走
あまり同時に多くの子どもが走ると、コーナーで渋滞が起きペースダウンの原因になります。
逆に、ある程度同じぐらいの走力の子どもは一緒に走らせると、ペースがつかみ易いようです。

5分間走が一番測定に困る種目だと思います。
テキスト通り一周回のコースすべてに1mごとのマーキングしておくのは準備が大変です。
なので、次の方法で測定してます。

スタート地点を4カ所(A,B,C,D)にします。
4カ所から同時にスタート(1カ所あたり3-4人がいいと思います。)
時間になったときには、ペアの子どもはゴール時の位置に手を挙げて待ってます。(マーキング)

測定は、マーキング位置から一番近いスタート地点からの距離を大人がメジャーで実測します。

記録は次のようにします。
 a. どの地点からスタートしたのか
 b, ゴール時には、周回数 プラス A,B,C,Dのどこから何mなのか
 c. 後で換算

たとえば、1周が 70mの走路を作ったとします。
(体育館のバスケットコートを基準にするとこれぐらいになります。
実際には体育館ごとに周回端数が出ますので、換算表を作成してください。)

スタート地点を4カ所作ります。
A(20m)B(15m)C(20m)D(15m)A となるようにマークします。
  ↑A-B間の距離

Aからスタートした子どもならば 記録表には
Aスタート 12周とCから5m
と記録されます。

換算は、
70x12+(20+15)+5=880m
ですね。

同様に
Dスタート 15周 Aから15mならば
70x15+(15)+15=1080m
ですね。

Dsc06089

Dsc06098

Dsc06186

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測定結果は、体協のページにあるエクセルシートに記入すると、全体表と個人票を簡単に作成することができます。

テストは、是非継続して繰り返して行ってみてください。

ウチのチームでは夏と冬の2回測定してます。
夏よりも冬、去年よりも今年というように、個人の成績を追いかけていくのがおもしろいです。
もともと運動が苦手かなって子でも、練習に参加し続けている子の数値はおもしろいぐらい伸びていきます。

なかなか試合では活躍ができなくても、
周りの子と比べてどうこうじゃなくって、
自身の成長をこんな風に数字が伸びることで実感してもらい励みになってくれたら、とてもうれしいことです。

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