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2005年8月14日 (日)

夏休みのプチ冒険

「夏休みに、江ノ島まで自転車で行こうよ」

夏休みが始まる前に「た♂」(小3)と約束していたその冒険実行の日がやってきました。

「た♂」はワクワクしながらも不安顔です。

我が家から江ノ島までは、電車で乗り換え2回で約1時間。
車で行っても1時間。
釣りや水族館やらと、何度も江ノ島まで行っているのですが、
「た♂」にとっては、「江ノ島は『ちょっと遠くで遊ぶ』場所」
というイメージのようです。

我が家から江ノ島までは、約20km。
川沿いと、海岸線を移動する平坦コースです。
ワタシがロードバイクで行くと1時間弱。
「た♂」のMTBもどき22インチ自転車ではどれぐらいでいけるのでしょうか?

さぁ出発です。

サドルの高さは、ペダルに合わせる。

子供用の自転車のサドルは、通常「座った状態で両足が着く」といった状態になっています。
これで長距離走るのは辛いです。
サドルに座ってペダルに足を乗せ、一番足が伸びる状態でヒザに少しだけ余裕がある状態までサドルを上げます。
乗ってみると「えっこんなに高いの?」って思うほど。 サドルに座っていたら地面には足がほとんど着かないはずです。
止まるときには、コツが要ります。 そう、サドルの前に降りるのです。

出だし自宅の周りでは、高いサドル位置にあわせた止まり方の練習のため、何度も止まってみます。
そうこうして大通りに出る頃には、うまくサドルから降りることができるようになりました。

子どもを前に、大人が後ろから

子どもが前を走り、大人は後ろから「きちんと前を見る」ように声をかけながら走ります。
子どもが前だとちょっと危なっかしい気がして、つい大人が前を走りたくなりますが、後ろに着いた子どもは漫然と大人のあとを着いていきますから、実は後ろの方が危ないのです。
前を走って自分で判断させると注意力が散漫になりにくいのです。 信号や曲がり角などで危なそうだなと思ったら、ワンテンポ前で後ろから声をかけてあげます。 (大人の判断力も大切ですよ)
後ろから来る車への配慮も大人の仕事です。
また後ろから子どもの様子を見ていると、疲れてきたかな? 変なクセがないかな? と色々観察もできます。

「後ろを走ると風よけになるから、後ろを子どもの方が楽じゃないの?」
いえいえ、風よけが問題になるは、高速での話です。
時速20km程度なら、前でも後ろでも大差ありません。 安全の方が大切です。

休日の産業道路は交通量も少なく、慣れてきた「た♂」は順調にスピードを上げてきます。
巡航速度で23km/hでしょうか。 思ったよりもかなり速いですね。
海岸の国道134号線に出ます。
肌に当たる風がひんやり感じます。 夏だ夏だと思っていたのですが、秋はもうすぐそこにきているのかな。

歩道を走るのは最小限に

いくら子どもだとはいえ巡航速度が20km/hを越えますから、歩道を走るのはかなり危険だと思ってください。
歩道は段差もあるし、電信柱もあります。 そんな中20km/hのスピードで駆け抜けるのは大人でも大変なハズです。 ましてや歩行者がいたら...。
幹線道路でも、路側の白線の上を走るぐらいで大丈夫です。 ふらつかないように真っ直ぐ走れるように、遠くの前を見るようにして走りましょう。
あまり隅を走ろうとすると、路面状態が悪くふらついてしまうのでかえって危険です。
突然右に出てきた自転車にヒヤリした経験はありませんか?
安定して走ってくれれば、ちょっと邪魔だなと思っても、安全に追い越すことができるモノです。

走り始めて1時間が過ぎた頃、江ノ島が見えてきました。
「た♂」は思っていたよりも早く目的地が見えてビックリです。
さぁもう一がんばりです。

江ノ島到着は10時、1時間半ほどで走れました。途中ワタシの自転車がパンクしたりしましたから、実質はもうあと15分は早く走ったことになります。
アベレージも17km/hですから、立派なものですね。

公園で「た♂」はかき氷、ワタシはビールで乾杯です。


江ノ島現地では、電車でやってきたママと「み♀」「つ♂」と合流。一緒に、お昼ご飯を食べたり、メチャ込みの江ノ島水族館に入ったりしました。
江の水で「た♂」は、空いているベンチでしばし昼寝。 帰りに備えます。

帰り最後少しペースが落ちましたが無事帰還。

プチ冒険が終わったあとの、なんとなく自信を持てたような「た♂」の笑顔が印象的でした。

Data:
Av. 15.0km/h
Dst. 42.4km
Tim. 2:48

残念なことに、デジカメが不調でせっかくの冒険旅行も、画像無しです。
「写ルンです。」で撮った写真をアップできるのはいつのことでしょう...。

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コメント

た♂くん頑張りましたね。将来有望ですね。v(^o^)v
TETおじさんもほめていたと伝えてあげてください。

投稿: TET | 2005年8月16日 (火) 20:57

TETさま
ありがとうございます。
ロードタイプは無理とはしても、もっとまともな自転車乗せたくなりますねぇ。
タイヤとサドルぐらい交換してあげようかなと思いました。
まだまだパパの提案に簡単に乗ってくれるので、一緒に色んなことやってます。

投稿: ふぉあぁ | 2005年8月17日 (水) 06:49

いいなぁ、自分の息子の時を思い出しました。
小学5年生だったので妹の26インチMTBを借りて走りました。
やっぱり最初はサドルからの降り方練習。
そして彼に前を走らせ、少し車道よりを後から走り、早めの声掛け。
同じだ。
鎌倉まで走ったのだけど、銭洗弁天の坂では自転車を押せず、僕が2台押す羽目に。

ふぉあぁさんは夏休みの子どもにいいお父さん感植え付けてますねぇ。
何を企んでる?

投稿: masa | 2005年8月18日 (木) 13:09

masaさま
いえいえ下心はありませんよ。
自分がそうだったように、中学生になったら息子はきっとワタシとは遊んでくれないと思っています。
一緒に遊ぶ夏休みもあと数年。必死に遊んじゃっているだけです。

投稿: ふぉあぁ | 2005年8月18日 (木) 23:24

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