自転車少年記
自転車少年記 竹内 真 著 新潮社 (2004.05) | ![]() |
私は、中学高校生のときにロードマンに乗っていた。
私は、中学高校生のときに自転車旅行をしたことがある。
私は、中学高校生のときの初恋のことをいまでも思い出せる。
どれか一つ当てはまる人は、この本を読むべきです。 いや、読みなさい。 読んでください。
久しぶりに、寝る間を惜しんで本を読み切りました。
そしていま ある種の高揚感というか、興奮が冷め切らないまま、このWeblog を書いています。
初めて補助輪を外したときのことを
自転車に乗って、はじめて隣町へと冒険に出かけたときの 高揚感を、
漠然とした未来への夢と何ともいえない不安感とを抱いていた あの日を、
女の子と話すことでもドキドキした あのときを
そう あのときを いまこの本は私に思い出させてくれたのです。
この物語は、私の想い出とは全く異なるシチュエーションであり、物語の中の出来事には 想い出と一致するものは無いのですが、場面場面での主人公の想いが一々あのときの私の想いと一致をするのです。
物語に共感するのでは無く、自身の想い出が物語に触発されてフラッシュバックする そんな感じです。
さて、冒頭の質問に 作者はきっとYesと答えると思います。
そして私は、すべてにYesと答えます。
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コメント
本の紹介いただいたままですみません。
僕はミヤタのカリフォルニアロードでした。
1979年に買ってもらった淡いグリーンの相棒でした。
大人になった気がしたなぁ。
その前はディスクブレーキが売りのミヤタの電飾チャリ。この自転車で江ノ島や湘南平へ行った。
隣の親父がミヤタに勤めていて、組み立てるところから見せてくれたんだ。
ロードマンじゃなくてもOKですか?
って、噂には聞いていたんだけど、
早く手に入れて読んでみます。
投稿: masa | 2005年5月16日 (月) 21:55
masaさま
いらっしゃいませ。
いやいやロードマンがただ流行っていたってだけです。
ワタシも最初は ナショナルロードエース、盗まれてしまったのでロードマンに。友人のユーラシアが羨ましかった。
そうそう 電飾チャリ ありましたねぇ。
セミドロップハンドル 6連フラッシャーにリトラクタブルヘッドライト。 スポークにはボールを、リアキャリアにバットを挟み込んでハンドルにはグローブをぶら下げて走り回っていました。
さぼり気味の自転車乗りですが、これからもよろしくお願い致します。
投稿: ふぉあぁ | 2005年5月16日 (月) 22:08
この本を原作としたドラマが放映されるそうですね。
くわしくは
http://www.tv-aichi.co.jp/jitensya/
投稿: クライフ | 2006年10月12日 (木) 23:14
クライフさん
ありがとうございます。
レコーダー予約しておきましょう。
なんだか、ドラマで自転車が取り上げられることが多くなってきましたね。
ブームになっているのかな??
投稿: ふぉあぁ | 2006年10月14日 (土) 00:07
今日、再放送だったのかな?昼に 東京で放映していた。
たまたま、見かけて そのまま見ていた。
千葉も韮崎も糸魚川も 挫折も自転車もみんな経験あるから、うなづいてみてた。w
かなでだったか・w が ヨーロッパに行く相談をするシーンもいやらしい、いじけたような男の本音もみえた。
俺も同じような態度とった記憶がある。
親友もいい味出してたなあ、「そんな挫折誰にでもあるんだよ。もう聞きたくない」って言葉と
車の中で 彼女に結婚したいって言葉と 怖いって言葉。
でも親友だった。幼いころからのダチだもんなあ・・・
俺は マブダチが癌でいなくなってしまった。
ま、☆は3つくらいだけど・・・電車男より はるかに良しw
投稿: 旅の途中 | 2006年11月24日 (金) 00:20
旅の途中さん
所用があって昨日はみることができませんでした。
レコーダーには撮れていたみたいなので、早めに観たいと思っています。
原作読んでるドラマってイメージが合うか、ちょっとドキドキです。
投稿: ふぉあぁ | 2006年11月24日 (金) 06:00