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2004年2月25日 (水)

中仙道六十九次 はやぶさ新八御用旅

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中仙道六十九次 はやぶさ新八御用旅
平岩 弓枝 著
講談社 (2002/12)

「御宿かわせみ」と並ぶシリーズ物「はやぶさ新八御用帳」の外伝です。
本編は、「はやぶさ新八御用旅 東海道五十三次」の続編になります。

前作で京に上ってきた新八は、本編では京都所司代の御所役人らの不正を見事に暴きます。
そして新八の手助けをしたために、処分を受けた役人らから逆恨みを受けている母子を、実家のある信州は善光寺まで送り届けることにし、中仙道を下ります。
京へ上るときには東海道、江戸に下るときには中仙道と街道をかわり、刺客を追いながら京に上り、江戸への下りは刺客に追われる身にと、立場までも入れ替わります。

シリーズ物は、主要な登場人物が固定されていて、読者も作者も安心して物語をすすめるのが良いところでもあり、またマンネリになってしまう怖いところです。
そこで、主人公を環境ががらりと変わる旅に出してしまうというのは、一つの妙案かもしれません。
なじみの顔の代わりに、新たな出会いと、懐かしい出会いで物語は進みます。
ただ本編は京に入った主人公が、江戸に戻る必然から生まれた物語のためでしょうか、前作よりやや冗長で、紀行をなぞるだけに終わっている部分が気になるのが残念です。

とはいえ、「東海道」「中仙道」と新八と一緒に旅行をしていく気分は痛快上々です。

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