ファミリービジネス
ファミリービジネス 米谷 ふみ子 著 新潮社 (1998/05) |
アメリカ帰りの浪速おばさんの「ファミリービジネス=親戚づきあい」に対する愚痴です。
愚痴愚痴と関西弁で日本に帰ってきた日々の違和感を書き連ねているのだ。
途中で本を投げ出したくなるのを我慢しながら、いつ落としてくれるのかいつ落としてくれるのかと、浪速の笑いを期待して最後まで読んだのだが、結局最後まで落ちはない。
エピソードはいくつも出てくるのだが、どれもこれもなんとも居心地が悪くなる中途半端さです。
もしかしたら、わざと居心地悪さを表現しているのかも...。
まぁ全編「おばちゃんの愚痴」だからね。
この際、こう言っていいかな、「芥川賞作家の私小説作品はやっぱり私にあわない。」
(図書館で借り出し)
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